シャングリラ

遠征の光(1/13)


不気味な深い森の中に、ひっそりと佇む大きな城があった。
現在は夜であるせいもあり、暗く怪しいことこの上ない。
古ぼけた感じだが、昔はかなり立派な城であったのだろう。

今、その城は暗黒に包まれている。
暗闇に沈んだ城。
城の内部も、当然だが薄暗い。

そんな城の一角にある部屋の中で、玉のような光が浮かんだ。
その光に照らされて、6人の人影が見える。
光はその内の1人、銀色の仮面を被った男の掌から発せられていた。

男はその手を、ゆっくり上に掲げた。
他の5人は黙ってその光を見上げる。

「異界の者よ、我らに力を…!」

男がそう言うと、光の玉が真っ直ぐ上へと発射された。
それは天井も屋根も突き抜けて、そのまま空へと昇りゆく。
暗い夜空に、一筋の光の帯が長く長く、雲も突き刺し、果てしなく伸びていった。


☆--★--☆--★--☆


日本のとある場所にある、公立の高校、紅烏高等学校。
世間ではそれなりのレベル、だが決して低いわけではない、いわゆる普通の高校。
男女共学で、制服も至って普通で、校舎もまあまあ綺麗という、これといった特徴も無い学校。
だからこそ、生徒は様々な者がいるようなのだが。


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