エターナル

始まりの村(1/19)


2時間目の授業は、おなじみ金井の現代文だった。
教室に入って早々、彼は舌打ちをした。
カリヤがいないことに気付き、イツキとナナオの席も確認してみると、予想通り彼らもいなかったからだ。

「あいつら…懲りもせず、また逃げやがったな…。」

教卓に教科書一式を乱暴に置くと、大きくため息をついた。

「授業はサボるわ、授業に出ていても喋るわ、寝るわ、早弁するわ…。あいつらにはホント、困ったもんだぜ。」

と、そこで、彼はヒカリもいない事に気付いた。
教室を見回しても、その姿はない。

「あれ?和賀もいねぇじゃねぇか。あいつはサボるような奴じゃねーし…保健室か?誰か聞いてねぇか?」

だが、誰も答えなかった。
実際、ヒカリの居場所を知る者は、この中にはいなかった。

「…まあ…いいか。和賀はともかく、木更津達はシバきだな。とりあえず、授業を始めるぞぉ!」

金井は教科書を手に取った。
彼の機嫌は悪いまま、授業が始まった。


☆--★--☆--★--☆


崖の上にあったその村は、家が何軒かあるだけの、小さな村だった。
海の反対側は森に囲まれていて、自然を眺めていると落ち着く。


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